8020運動を知っていますか?
■8020とは
8020は「ハチマルニイマル」と読みます。
80(ハチマル)は80歳という年齢、20(ニイマル)は残っている歯の数です。親知らず(智歯)を除く、28本のうち20本以上の自分の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛みくだくことができ、おいしく食べられるといわれています。「酢ダコ」のような粘弾性がある食物でも、20本あれば95%の人がよく食べられます。
つまり8020とは、80歳になっても自分の歯を、20本以上保とうということです。
■8020は子供のころからスタート
生涯にわたる健康な歯づくりは、胎児期からスタートします。
子どもの歯の形成は妊娠中に始まり、お母さん自身の健康や食事への配慮が、健康な赤ちゃんを産むためにも歯のためにも重要です。
また、歯が生えた幼児期のむし歯は親が気をつけなくては予防できません。
子どものころから、むし歯予防の生活習慣が身につけば大人になっても、それが歯周病の予防にもつながり、やがては8020の達成へとつながるのです。
■8020はライフステージに沿って
0歳から80歳までの長い人生の中で、乳歯が生え、抜け、永久歯が生え、成人してからは歯肉が衰えたりと、さまざまな変化が訪れます。このような人生の節目に歯の健康を考え、歯科健診とセルフケア(自己管理)を通じて歯とお口(口腔)をケアする。
そして、全身的な健康を保ち、人生をより良く生きる、それが8020なのです。
■8020運動とは
●8020運動の成果
8020運動は平成元年以来、厚生労働省、日本歯科医師会が中心となって進められてきました。その後、「たくさんの歯を残すことが健康である」ことが単なる言い伝えでなく、科学的に確かであることが証明されてきました。8020運動が円滑に推進されるよう、平成8年から厚生科学研究により「口腔保健と全身的な健康状態の関係」について、多面的に調査研究が行われてきています。
平成5年に行われた歯科疾患実態調査と平成11年の同調査の比較からも、その成果が確認されます。
「8020達成者の割合」
|
年齢
|
一人平均現在歯数(本)
|
20歯以上を有する者の割合(%)
|
|
平成5年
|
平成11年
|
平成5年
|
平成11年
|
|
75〜79歳
|
6.72
|
9.01
|
10.00
|
17.50
|
|
80〜84歳
|
5.14
|
7.41
|
11.70
|
13.00
|
|
80歳
(推定値)
|
5.93
|
8.21
|
10.85
|
15.25
|
|
平成11年歯科疾患実態調査」より
|